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          北海の群れと根っこ野菜の熊笹包み漬け

 

平成24年のT-1「漬物コンテスト」に参加した作品です。

ボリュウム満点の漬物です。

 

こちらの飾りつけもご覧下さい。

レシピ

 

材料

 

材料
塩鮭(漬物用鮭、薄切り)・・・・・12枚(600g)
大根(2.5cm×12枚)・・・・・・・1本
ゴボウ(ささがき)・・・・・・・・40g
人参(千切り)・・・・・・・・・・40g
生姜 ・・・・・・・・・・・・・・50g
白板昆布 ・・・・・・・・・・・・6枚
塩水(1カップ) ・・・・・・・・ 塩30g
笹の葉 ・・・・・・・・・・・・12枚
●漬け込み用材料
白塩甘麹 ・・・・・・・・・・・1カップ
麹  ・・・・・・・・・・・・・1カップ
輪切り唐辛子 ・・・・・・・・・ 適宜
アカシア蜂蜜 ・・・・・・・・・大さじ2杯

T-1グランプリで作られた看板です。

t1_kanban.jpg (408808 バイト)

東札幌イーアスでのコンテストの時の出展

写真です、こちらもご覧下さい。

1.

大根は皮を剥き、25cmの厚さに切り2日干す。
ゴボウは皮をこそげとり、薄いささがきを作り水にさらしアク抜きをして水分をふき塩甘麹をからめておく。人参、生姜、白板昆布(2つ切り)この三品も塩甘麹をからめておく。

2.

(1)の大根は、塩甘麹をまぶしながらあらづけをしておく。

 (漬ける前に大根横一文字に切り込みを入れ切り離さないこと。)
鮭は流水で(30〜40分)塩分と油分を流し水分をふきとる。

3.

(2)の大根の切り込みに(1)のゴボウ、人参、生姜、白板昆布、唐辛子、(2)の鮭をはさみ(塩甘麹に麹を混ぜて合わせたもの)麹をはさみ大根の表面にもぬり、笹の葉につつみ、容器に並べ漬け込んでゆき、一段ごとに手ふり塩水をふりかけ重石をかける。

 15曰〜20曰ぐらいで食できる。

4.

 

  味のポイント、自己PR
 

大根を2日干し、少し水分を跳ばすと甘味が増します。

鮭は漬物用のものを使うときは塩漬けは要りません。流し水にさらし(塩分と生臭みを取る)この作業が大事な味のポイント1になります。

冷たい水にさらす時間は鮭の量で決めますが目安としては水の濁りが薄くなったとき、ベストです。我が家では手作りで塩甘麹を作り漬けています。ゴボウの香りと大根のパリパリ感、鮭の旨味が一体化するように、ポイント2にそれぞれの入れる材料の切り方、加え方にも工夫しました。

塩甘麹をボウル一杯作り、麹にご飯を加え、塩分を抑え、出来るだけ白く作りたいので漬ける段階にアカシヤ蜂蜜を少々加えて漬けました。麹だけより、この甘麹がまろやかにしてくれました。早く漬かります。

熊笹も家族の協力で(熊出没中の中)無事漬けることが出来、美味しい漬物になりました。

皆さんに少しずつ味見をお願いしましたところ、良く慣れていて美味しい、北海道の漬物そのものの味だわ!おかずいらない、なんて褒めすぎの言葉まで頂き、びっくりしました。ゴボウの香りが皆さんお気に入りで、漬物にゴボウね!ないよね、等この試食仲間には熊笹協力隊もいて楽しいお披露目会でした。

   
 

 

   
   
   
  作品のエピソード アカシア蜂蜜
 

私の漬物に対する基本的な考えと方針は、食べて頂く皆様の体を守り、美味しさの喜びを感じて頂ける様な作品を作ることでした。

北海道の季節季節で採れる大地の野菜、海のものを使い、体に良く、食べて頂く方に喜んでもらいたい気持ち、私自身作る過程を楽しみながら作ってきました。

一番は新鮮さと、今年の夏の暑さは凄かったので清潔を第一に考えました。

何時も気をつけていますが、神経質になるくらいの気持ちを持って、を心がけました。食して頂く皆様の安全安心は作り手の気持ち次第と思い、誠意を持って作らせて頂きました。


年末に友達に送る我が家のお歳暮

 贈る前にパチリ!

 くせがなく、淡い香りとソフトな甘さの蜂蜜です。 

下の写真はテレビで紹介された時の画像です。ご覧下さい。

 

 

 

 


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