*** 2025年の賀状です ***
２０25年、令和7年の新年もよろしくお願い致します。
少しでも皆さんに元気を出していただけるよう、バンクシーのような年賀が作れればいいなと。
「くもの糸」と平和がテーマの賀状です。
なぜか版画のことを考えると頭から「蜘蛛の糸」が
離れず、干支とどう繋がるか、思考し尽くして。
芥川の意図は独りよがりの悪、といったところでしょうが
蛇に恨みのあるカエルにまかせて。
蜘蛛の巣、で蜘蛛の糸にイメージできるようにしながら、
平和のシンボルを入れ込むというもくろみ、ですが。
右下はヤマタノオロチ 退治されたその後
もう一枚
感涙 ともに感謝観劇の涙を、です。
版画始末記
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」は読んでいません。なぜか頭から離れず、年賀にしたらどうなるか、でした。
まず、地獄は新年の門出にイメージ悪くどう表現するか、平和のシンボルも何とか入れたいとの思いから最後に蜘蛛の巣に
行き着いた感じです。
「一日一生」の篆刻は今年も友の他界や、病に苦しむ友をみて、生きていることへの感謝を日々感じることかと。
皆様も一日を悔いのないように頑張ってください。
パソコンでの色づけイメージでその後版木に色別で転写、
制作にはいりました。7版木を使いました。
原画
カエルや蜘蛛の巣の平和シンボルは後付できたもの。
まずは賀状としての明るさ、文章を書くスペースがどう
取れるかなどイメージ検討から。
今回も「当り」を後付して何とか「版ズレ」を少なく。篆刻の押印も、何時もの簡単なゲージを使って。
赤と黒のズレがなかなか調整できず、赤版は作り直し、でした。
篆刻
感涙/心に深く感じて流す涙、ありがた涙
一日一生/一日は貴い一生である。これを空費してはならない。内村鑑三（思想家）
参考資料
ピースマーク/平和運動や帆船運動のシンボルとして
使われているマーク
「やまたのおろち」の壷と剣でポストおろち伝説の
イメージを。
以前の辰年の年賀状1989年
次回に乞うご期待！！
