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              トマトとみがき鰊の梅味噌漬け

 

みがき鰊(ニシン)にもやわらかいものがあります。

 

「鯡」もニシンですが、江刺のニシン御殿で「昔は肥料にしたり油を取ったりと魚に非ず、ということで鯡、その後東の海の魚として北前船(きたまえぶね)で関西へ」、それで鰊になったとか話されていたように聞いていますが。

 

 

レシピ

 

材料

 

材料
トマト(大)・・・・2個
みがき鰊(ソフト)・・3本
長ネギ(青葉のところ)・・3本
 みじん切り
梅を漬けた味噌(自家製)・1/2カップ

1.

トマトは十文字に切れ目を皮にだけ入れ、ガクにフォークを刺し火であぶり
氷水に漬し、皮をむき8切れのくし型に切る。

2.

みがき鰊は皮を剥いて斜め切り5ミリの厚さに切る。

3.

梅味噌に青ネギの切ったものをまぜ、@とAを加えてまぜ冷蔵庫で2〜3時間漬ける。

4.

Bを冷ました器に盛り、好みで七味などかけても良いです。
 ※そのままでも梅の香りがしておいしいです。

味のポイント
トマトと鰊だけ入るのは、青ネギだけ梅味噌のシンプルな香りがトマトのさわやかな酸味が鰊の旨みと相まって、いい感じの漬物に!
自己PR
梅味噌の香りと味がトマト、みがき鰊に良く合い、3味・・・4味かな!
一つの美味に。

作品のエピソード
この漬物は夏の時期、我が家では梅を味噌で20Kgほど漬け、一年間食します。
その時漬けた味噌を色々な漬物、おかずなどに使います。初めはみがき鰊だけ
漬けていたのですがキュウリも漬けて見たもののトマトが一番美味しかったです。トマトの旨みが漬け汁に出てとても美味しい、良い漬物になりました。
トマトは少し硬めのものを使うと良いです。

みがき鰊(身欠きニシン)  

身欠きニシン(みがきニシン)とは、ニシンの干物のことである。
「身欠き」とは、戻した干物が筋ごとに取れやすくなることからついた俗称で、「磨きにしん」という表記は誤り。煮物や甘露煮などに用いられ、ほろ苦さが特徴。ニシンをえら・内臓などを取り去って三枚におろし、中骨を落として素干しにしたもの。古くは腹側部分も切り落とし、背肉だけを用いた。欠き割り。身欠き。

 

みがき鰊(ソフト)

半生の状態に仕上げたもので柔らかく、そのまま昆布巻きにできるなど、戻す手間がかからないので調理が簡単です。手軽に調理出来ますが、保存は余り効きません。

 

身欠きにしん(本干)の戻し方 

(1) にしんはかぶるくらいの米のとぎ汁に2〜3日漬ける 
(2) (1)をきれいに洗い、水の中でウロコや汚れを取り除く 
(3) たっぷりの番茶を入れてゆでる(渋味の抜け具合を確認する) 

 
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