エシャロット(仏:Échalote)は、ネギ科(クロンキスト体系以前の分類法ではユリ科)の多年草。英語ではシャロット (shallot)
本物のエシャロットが必要な場合は「ベルギー・エシャロット」などと明示されているものを選ぶのが、間違いのない判断方法。
フランス料理では、ソースを作るにも、食材に味わいをプラスするにも欠かせない香辛野菜である。
タマネギの一系統で、鱗茎(りんけい)は長さ約3センチメートルと小さく、外皮は赤褐色、中は数球に分球している。葉は円筒形で細く、径5ミリメートル、長さ15〜30センチメートル。開花はまれで、夏にタマネギに似た花茎を出し、白い花をつけるが、結実せず、地上部は枯れて夏期は休眠する。秋に分球して植え付けると冬には葉や若球全体を収穫できる。成熟した鱗茎を収穫する場合は、翌年の5月すぎとなる。
日本でエシャロットと称して売られているものは、ほとんどがエシャロットと同属のラッキョウ『根ラッキョウ』を軟白したものである。
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